問診・診察
問診では治療中のご病気や飲んでいるお薬、たばこやアルコール、食事、運動などの生活習慣に関するご質問とともに、ご本人やご両親の骨折の既往、若いころに比べて身長が小さくなったか、ステロイド薬を飲んだり、糖尿病や甲状腺などの病気がないかなどもお聞きします。女性には閉経年齢や婦人科疾患の既往などもお伺いいたします。 診察では問診をもとに、困っていること、不安に思っていることなどをお聞きし、検査や治療の計画を立てます。
最近身長が縮んだ、軽い尻もちをついた後から腰が痛い、もしかしたら骨粗鬆症かも?と漠然としたご不安を持っていませんか?
骨粗鬆症とは骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。老化の一環だから仕方がないというわけではありません。骨粗鬆症というのは、単なる「老化現象」ではなく、「病的な骨の状態」です。
日本では骨粗鬆症に対する意識がそれほど高くなく、多くの骨粗鬆症の患者さんが病院で適切な治療をせずに病気を放置している状態になっています。
骨粗鬆症には予防する方法があり、治療により改善が望める病気です。早期の対策や治療で骨粗鬆症のリスクを軽減し骨折を予防することが重要です。
下記の項目に当てはまる方は
骨粗鬆症のリスクが高まります。
生活習慣の改善や、病院での検査が必要です
当院では、次の3つの検査で
骨粗鬆症の診断を行います。
各種検査と問診を
組み合わせることにより
正確な診断が可能になります。
12の質問に答えることで、今後10年以内の骨折する確率(%)が算出されます。当院では、骨密度の値に基づいて作成された骨粗鬆症診断基準を参考にして、患者さんに治療が必要かどうかを判断します。
学会が治療ガイドラインとして推奨する腰椎(背骨)、大腿骨(太もものつけ根)、必要に応じ前腕の骨密度を測定します。この測定法により、早期発見が可能となり、また薬物などの効果を判定することも可能となります。
血液検査で骨の新陳代謝の状態を確認するため骨代謝マーカーを測定します。治療効果の判定や骨密度の低下を予測します。また、血液中のカルシウム、リンやホルモンの検査なども必要に応じて行いより効果的かつ安全な治療ができるようになります。
問診や栄養状態のチェック、骨密度、血液検査の結果をみて、治療方法を提案します。食事や生活習慣などの改善により経過を見ていく場合もありますが、場合によってはビタミン製剤を含めた薬による治療が中心になります。骨の状態や生活習慣は個々で異なりますので、患者様と相談の上、最適な予防や治療方法を提案します。
問診では治療中のご病気や飲んでいるお薬、たばこやアルコール、食事、運動などの生活習慣に関するご質問とともに、ご本人やご両親の骨折の既往、若いころに比べて身長が小さくなったか、ステロイド薬を飲んだり、糖尿病や甲状腺などの病気がないかなどもお聞きします。女性には閉経年齢や婦人科疾患の既往などもお伺いいたします。 診察では問診をもとに、困っていること、不安に思っていることなどをお聞きし、検査や治療の計画を立てます。
全身型骨密度測定装置で腰椎(背骨)、大腿骨(太もものつけ根)、必要に応じ前腕の骨密度を測定します。検査時間は3~4分程度で、精度の高い検査が可能です。
血液検査で骨の新陳代謝の状態を確認したり、将来の骨密度の低下を予測したりします。また、問診と血液・尿検査の結果を総合的に判断し、栄養状態や不足している栄養素を推定し、骨粗鬆症の原因を検討します。
生活スタイルを共有し、個々にあった食事や運動療法を提案いたします。
また、必要に応じてお薬のご提案をいたします。
検査の結果をもとに、食事・運動療法と必要に応じてサプリメントやお薬による治療をご提案します。
骨粗鬆症の病状が進むと骨折しやすくなり、最悪の場合は寝たきり状態になることもあります。当院では、骨粗鬆症の早期発見・早期治療により、将来の寝たきりのリスクを軽減することを目指します。
当院における骨粗鬆症の治療では、栄養状態の改善や生活習慣の是正に加え、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を多方面からトータル的に治療をします。食事栄養については管理栄養士と共に皆様をサポートします。
当クリニックの検査では、高精度の全身型骨密度測定器で骨密度を測定します。骨粗鬆症の初期段階の状態から病気を発見し、将来の骨密度の低下を予測することができるため、予防の段階から可能です。
全身型骨密度測定装置(DXA法) GE社製 PRODIGY Fuga-C 基本的に腰椎(背骨)、大腿骨(太もものつけ根)、必要に応じ前腕の骨密度を測定します。 短い検査時間で精度の高い測定ができます。
骨粗鬆症とは、骨の量(骨量)が減り、骨が弱くなってわずかな衝撃でも骨折しやすくなる病気です。骨粗鬆症というのは、単なる「老化現象」ではなく、「病的な骨の状態」です。
閉経後の女性や高齢者に多く見られ、軽症では自覚症状はなく、骨折して初めて骨粗鬆症とわかる場合が多いです。少なくとも閉経後の女性は定期的にご自身の骨の健康状態をチェックしていただくことが推奨されます。
骨粗鬆症は治療することが可能な病気ですし、何歳になっても相応の良い結果が出ます。「年だから仕方がない」といわれずにぜひきちんと検査をして必要があれば治療をしていただきたいと思います。骨粗鬆症も早ければ早いほど、少ないご負担で予防や治療ができます。 過去に骨粗鬆症が原因で骨折をされた方は、次の骨折リスクが非常に高まっているサインでもありますので、必ず治療が必要となります。
骨粗鬆症は静かに進行するため、早期では自覚症状を認識することは難しいです。 ある程度進んでくると、腰や背中に痛みを感じたり背骨が曲がってきたりします。重症化すると、転んだだけで骨折したり、背中や腰の痛みで立ち上がれなくなったり、最悪の場合は寝たきりになってしまいます。 腰や背中の痛みがあるくらいでは、「年だから」と放置する人も多いですが、骨粗鬆症の初期症状が始まっている可能性もあるので、早期に診断して治療を行うことが大切です。
骨粗鬆症の治療には、薬による治療の他に、食事や生活習慣の改善による治療があります。
また、予防においては運動も有効な方法です。
乳製品や野菜類、小魚類、大豆製品などカルシウムを多く含む食品をとりましょう。腸からのカルシウムの吸収を助けるためにビタミンDも大切です。鮭やイワシなどの魚介類や干しいたけやきくらげなどに多く含まれていますが、紫外線にあたることで皮膚でも合成されます。ほかには適量のたんぱく質、ビタミンKなども重要な栄養素ですが、何よりバランスの取れた食事をするよう気を付けましょう。
過剰なアルコールやカフェインの摂取には注意が必要です。 たばこは男女問わず、骨粗鬆症のリスクを高めるため、禁煙をおすすめします。
ウォーキングなど適度な運動をすることで骨量の増加が期待でき、骨折リスクが低くなります。また、筋肉を維持し、バランス感覚が良くなることにより転倒のリスクも軽減できます。
骨粗鬆症は食生活の改善と適度な運動により予防することができます。 骨に良い成分としてカルシウムが有名ですが、カルシウムだけを摂れば良いというわけではありません。骨を強くするために十分なカルシウムを摂取する必要がありますが、効率良く吸収するためにはビタミンDもあわせて摂取する必要があります。 また、運動は散歩やウォーキング、ジョギングなどの軽い運動で十分ですが、毎日続けることが大切です。
骨粗鬆症についてよくある質問をまとめました。
骨粗鬆症について気になる点がありましたら、
こちらの内容をご確認ください
骨粗しょう症とは、骨の量(骨量)が減り、骨が弱くなってわずかな衝撃でも骨折しやすくなる病気です。 骨粗鬆症というのは、単なる「老化現象」ではなく、「病的な骨の状態」です。
骨粗鬆症は閉経後の女性や高齢者に多く見られます。若い人でもやせ形の方、ダイエットを繰り返している方などにもみられることがあります。
また、過去に骨折したことがある人や、喫煙や飲酒の習慣がある人も、骨粗鬆症のリスクが高くなります。
骨粗鬆症は女性の病気というイメージがありますが、男性でも加齢とともに骨の量は減少し骨折のリスクは増大します。
男性の場合は加齢による性ホルモンの低下に加え偏った食生活、糖尿病などの生活習慣病、過度の飲酒や喫煙が原因が多くあります。
骨粗鬆症や骨折の発症は、男性では女性の3分の1程度といわれていますが、骨折後の生活障害の程度は女性より深刻という報告もあります。男性も女性同様に治療により十分な効果が期待できます。
主な病気では、糖尿病、慢性腎臓病、肝臓病、内分泌疾患、関節リウマチなどの病気とステロイド(副腎皮質ホルモン剤)の使用は、骨粗鬆症の発症リスクを高めますので注意が必要です。
日本骨代謝学会が定めた評価法では、若年平均値(20~44歳の平均骨量)の70%未満が骨粗鬆症と診断され、何らかの治療が必要と判断します。
骨粗鬆症は治療することが可能な病気ですし、何歳になっても相応の良い結果が出ます。「年だから仕方がない」といわれずにぜひきちんと検査をして必要があれば治療をしていただきたいと思います。骨粗鬆症も早ければ早いほど、少ないご負担で予防や治療ができます。
食事や生活習慣などの改善で経過を見ていく場合もありますが、多くは薬による治療が中心になります。
骨の状態や生活習慣は個々で異なりますので、患者様とご相談の上、最適な治療方法をご提案いたします。
以前は一度骨がもろくなると、骨密度を上げることは難しかったのですが、現在は医薬品の充実により治せる病気となっています。
早期発見・早期治療でより良い結果が望めます。
内科でも骨粗鬆症の治療が可能です。当院では飲み薬や注射薬を含め、効果や副作用に十分留意しながら治療を行っております。ただし、骨折や骨そのものの病気が疑われる場合は、整形外科や脊椎外科などの診療科をご紹介することがございます。
骨粗鬆症で特に折れやすい部位は、背骨(脊椎)、太ももの付け根の骨(大腿骨頚部)、手首(橈骨遠位部)、腕の付け根の骨(上腕骨近位部)です。骨粗鬆症による骨折とは、日常生活の中でのちょっとした衝撃による骨折を指します。
コーヒーには利尿作用があり、カルシウムなどのミネラルも尿に出てしまいます。はっきりしたことはまだわかっていませんが、コーヒーは一日3杯程度までにしておくと良いと言われています。コーヒーにミルクを加えることで、そのリスクの減少に役立つでしょう。
カルシウムは生体内に最も多く存在しているミネラル成分の一つで、リン酸と結合したリン酸カルシウムの形で体内の99%は骨や歯に蓄えられており、材料であるカルシウムの不足があると骨が弱くなります。
基本的にはカルシウムはお食事からとることをおすすめしています。カルシウムのサプリメントを飲むことで血液や尿のカルシウム濃度が高くなり、他の病気を引き起こす可能性もあります。
明らかに不足している場合や、併存する病気によっては飲む必要がある場合もあります。当クリニックでは、検査の上、サプリメントの必要の有無をお伝えしています。
ステロイドは様々な病気に有益である反面、副作用に注意が必要です。ステロイドによる骨粗鬆症は重要な副作用の一つです。少ない量(プレドニゾロン2.5mg/日以下)でも3か月以上使用する場合は、ステロイド性骨粗鬆症に対する対策が必要となります。ステロイドを服用し始めて3~6か月ごろが骨折のリスクが高くなり、内服量が多いまたは長期の場合も骨折の危険が高くなります。
基本的に食べてはいけないものはありませんが、加工食品、スナック菓子や清涼飲料水にはリンが多く含まれています。リンを摂りすぎるとカルシウムの吸収を抑制しますので、取りすぎには注意が必要です。
病状の程度や使用している薬剤にもよりますが、通常1か月に一回程度の通院から、病状が安定している方では2,3か月に一回という方もいます。
MEDICAL COURSES
ご自身の糖尿病の状態や、食事と運動が血糖値にどのように影響するかを理解していただき、ご自身が中心となって健康を創造できるようにします。
当院では自覚症状や診察による所見、血液検査、甲状腺超音波検査などの結果を総合的に判断し、甲状腺の病気の診断・診療を行います。
全身型骨密度測定器による測定、問診や栄養状態のチェック、血液検査の結果などから最適な骨粗鬆症の治療方法をご提案します。
高脂血症・高血圧症・痛風(高尿酸血症)
HYPERLIPIDEMIA ・ HYPERTENSION生活習慣病の予防や治療では、食事や運動などの生活習慣の改善が重要です。当院では、患者様一人一人に合わせて、継続できる生活習慣の改善を提案しております。
一般内科では、発熱・咳・のどの痛みなどの風邪症状の診察や健康診断の結果の相談に対応しております。
当院ではインフルエンザや麻疹、風疹などの各種予防接種を実施しております。
皆さんが個々の身体状況にあった運動ができ、目的にあった結果が出るよう、内科的かつ食事栄養療法を中心とした視点からスポーツによる障害の予防や治療を行います。
Web・お電話からご予約いただけます。
2ヶ月先から診療時間の30分前までご予約が可能です。Webからのキャンセルは前日の17時30分まで受け付けております。それ以降のキャンセルはお電話でご連絡ください。
お電話の受付時間は診療時間内となっております。
外来診療時間:9:00~12:30、14:30~17:30
休診日:木曜、土曜午後、日曜祝日